コロナ狂歌番外編 生涯大学で人気の狂歌特集 その2

2020/07/26


「コロナ狂歌百人一首」
生涯大学で人気の狂歌はこれ!

その2



4連休最終日です
世田谷の生涯大学有志の方々にアンケート
第1巻から第27巻までの257首のなかで
面白いと共感をいただいた72首を掲載します
前回とは別の方々のチョイスです











泰平の眠りを覚ます蒸気船
むかし黒船いまプリンセス





ペリー来てやっと長きの鎖国解け
コロナ来たとてまた鎖国かな





千早ふる神代も聞かず安倍川の
かねくれないに布くれるとは





そんなもの渋沢栄一即却下
みんなの税金孫の借金





進化する岡田教授の美しさ
始めおどおど今はどおどお





隠すのは口か鼻かと迷へども
げにありがたき配給マスクよ





お上より下しおかれし十万円
あげたくもありあげたくもなし





あべこべのまつりごとよと民のいふ
マスク配りて増す苦招くは





「この味は濃いね」と君が言ったから
味付けよりも無事を喜ぶ





救急車どこへ行くのと聞かれれば
わた車出発つだけ着くのは未定





わが庵に帰りたいのに帰れない
世田谷ナンバー来ルナコロナと





安倍さんに過ぎたるものが二つあり
おいしい紅茶と賢き夫人





濃厚な接触ダメと言われても
野党議員が歌舞くかの街





美しき欧州の街静まりて
電線なくも伝染速し





十万両くれてやるぞとお殿様
小さき布付け大きな顔する





肝心の補償給付は誰がする
やるが肝心すぐが肝心





次次に次見る夢は多けれど
今見る夢は収束の夢





春深き隣は何をする人ぞ
外へは出るな人にも会うな





幾山河越えさり行かば疫病の
終てなむ國ぞ今は旅無理





「コテコテ」が関西人は好きだけど
霞ヶ関は「後手後手」が好き





想い込め金を配ってみたものの
世の積年のうらみ尽きまじ





隔離されコロナにせかるる妻や子と
われても末に逢わむとぞ思ふ





家にいて外に出ないでじっとして
ユリコの願い聞いて叶えて





校歌さへ覚えられずに新入生
コロナ世代と人は言うなり





ふれあいの定義もおよそ変わりけり
コロナ騒ぎの前と後では





わが庵は都のはずれ多摩なれば
鹿は啼かねどウイルスはくる





朝夕のひとり散歩はもの悲し
コロナ恨めし人肌恋し





アベちゃんは五月の鯉の吹き流し
口先ばかりではらわたはなし





アベさんがもったいつける給付金
なんのことない税金還付





初めてのオンライン会議で見る自分
画面拭けども老け顔変わらず





もう飽きたいつまで続く家籠もり
終息しても程よいコロナ





マスクとて目は口ほどにものを言い
見つめ合ったり睨み合ったり





テレワークパソコン越しの対面は
なんだかちょっぴり照れテレワーク





天つ風をとめの姿吹きとぢよ
コロナウイルス永遠に去るまで





黒マスク誰がつけると問われれば
むかし強盗いま社会人





おい妻よ何に一番困ってる?
「あなたが家にずっといること・・・」





かの国の「一帯一路」恐るべし
武漢出て即地球を制覇





独房で三密無しにまる三年
娑婆のコロナが怖くて出られぬ





春過ぎて夏来たるらし白妙の
マスク干すかな安倍の官邸​​​​​​​





新橋にうち出でてみれば白妙の
マスクの群れの勤め人悲し





コロナ菌目にはさやかに見えねども
感染力には驚かれぬる





待ちぼうけコロナ転がる日はいつや
暇人なれば果報を寝て待つ​​​​​​​





天を突くそらまめたちも祈るかに
医療従事者の身の安全を​​​​​​​





コロナ禍でにわかに「師走」とはなりにけり
ネット授業の準備せかされ





さんざめく客席に響く笑い声
リモート落語に無きぞ悲しき​​​​​​​





世の中にこれほどつれないものはない
「クルナクルナ」と孫にも会えず





絶対に濃厚接触してません
ボクの日課は農耕摂食​​​​​​​





すぐそばで「ジイジジイジ」と孫の顔
ビデオ通話でふれあいふえる





新コロナ移りにけりないたずらに
わが身世に出ずながめせしまに





コロナこの行くも帰るも出来ぬまま
知るも知らぬも神の御こころ





免疫で抗体得るほかになし
世にワクチンのなきぞ悲しき





君がため薬局に出でてマスク買う
わが両手にアンモニア掛けつつ​​​​​​​





媼にもわかる景気の後退が
折り込み広告今朝は一枚に





田舎道毎日歩く一万歩
すれ違いなく三密もなし





いかにおわすわが留守宅の雑草は
さぞや伸び伸びつつがなしやと





世界中「新型コロナ」が蔓延し
蔓延しない「コビット19」





その昔ねずみがペストまき散らし
ねずみの今年こうもりがまく​​​​​​​





言ってやり言って聞かせてまた言って
まだまだ言わねば殿は動かじ





酒飲みは初めの一杯ぐっと呑み
「味がしない」ともう二三杯





二桁と三桁でいつも一喜一憂
寄席の入りなら多いほどよし





香港の民主化運動沈静化
近平ニッコリコロナさまさま





花の色は移りにけりな白妙の
マスクも今は贈答品なり​​​​​​​





新コロナ世の神々よ心あらば
いまひとたびのワクチン待たなむ





あらざらむ新コロナなき次の世に
いまひとたびの逢ふこともがな





気になるも美容院には行けずども
マスクありたら誰とわからず





「陰性」と死亡通知にあえて書く
遺族の心この世情​​​​​​​





近寄るなネギのお代を放るから
門の敷居に控えておじゃれ





いい匂い至る所で菓子づくり
ついには小麦粉姿消すまで





このところ自転車事故数急成長
そのいささかにわれも貢献





時候の句「巣籠り見舞い」「自粛見舞い」
「アラート見舞い」「解除内祝い」





六月や真白な暦に予定書く
その手がそもそも信じちゃいない





すぐ伸びるコロナ休暇の無精髭
野菜のわき芽畑の雑草










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前回とはやや違う雰囲気となりました
機会があればまた別のジャンルの方々のご意見や
第28巻以降の作品についてのご意見も
伺ってみたいと思います


いかがでしたか?
また次回をお楽しみに!

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